認知症では、脳内の情報の保持が障害される場合もあります。
頭部外傷などで脳に強い衝撃が加わった場合など、一度蓄えられた情報が失われることがあり、頭部外傷の時点より過去の事柄が思い出せなくなります。
このような健忘は逆行吐健忘と呼ばれます。
脳内に残っている情報を純粋に調べる方法はありません。必ず再生(想起)の課程を必要とするからです。このような脳内の情報は本人すら意識されずわからないことがあります。
このような記憶は記憶痕跡(engram)と呼ばれています。
潜在意識と呼ばれるものと同じようなものです。